試験方法
01静荷重試験
試験体を製品の仕様(有姿)で設置し、最弱部にφ50mmの加圧子を介して200Nの荷重を載荷し、1分間保持したときを変形零とする。荷重速度5mm/min程度で載荷し、所定荷重(3000Nまたは5000N)を載荷したときの変形量を測定する。その後、200Nに戻して1分間保持したときの変形量を残留変形量とする。
02燃焼試験
試験体を製品の仕様(有姿)で中央部で最も熱的影響を受けやすい箇所に燃焼容器を設置する。燃焼容器とフロアパネル下端との距離は30mm±1mmとし、規定の燃料を0.5cm3入れ、点火する。燃料が燃え尽きた時から炎が消えるまでの時間(残炎時間)を測定する。
03衝撃試験
試験体を製品の仕様(有姿)で設置し、最弱部に規定のおもり(質量20kg底面直径70mm)を載せて、重り頂部の高さを変位測定器で測定し零点とする。おもりを除去して、加撃体(質量30kg砂袋)を250mmの高さから自由に落下させる。再度、加撃点に重りを載せて、変位測定器でおもり頂部の高さを測定する。また、目視で損傷の有無を確認する。
04ローリングロード試験
試験体を製品の仕様(有姿)で設置し、最弱部に規定のおもり(質量20kg底面直径70mm)を載せて、重り頂部の高さを変位測定器で測定し零点とする。おもりを除去して、表面仕上材を敷設し、規定の車輪(直径150mm、幅40mm、硬さ85HS以上)に所定荷重(700Nまたは1000N)を加えた状態で最弱部を通るように5000往復させる。終了後、車輪の荷重を除去してがたつき発生の有無を目視で確認する。再び最弱部におもりを載せて変位測定器で変形量を測定する。
05帯電性試験
図のように、ゴム絶縁板の上に設置された銅板を置き、その上に試験体を製品の仕様(有姿)で設置する。測定は、規定の測定装置を用いて最大帯電電位と半減時間を測定し、JISA1455に規定する計算式で計算した判定値U値を算出する。
06漏えい抵抗試験
ゴム絶縁板の上に設置された銅板を置き、試験体の製品仕様(有姿)で設置する。表面仕上材は設置する。表面仕上材は設置しないで行う。フロアパネルの中央に規定の緩衝板を置き、その上に規定の電極を置く。測定端子のプラス端子を電極側に、後の抵抗値を絶縁抵抗計で読み取る。